平泳ぎを長く泳ぐための持久力をつける練習

平泳ぎは、4泳法の中で最もスタミナを消費しにくく長距離を泳ぐのに向いた泳法です。

しかし正しい練習をして泳がなければ、その持久力を発揮することはできません。

では、平泳ぎで持久力を発揮させる練習とはどのようなものでしょうか。

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持久力は筋持久力と肺活量で出来ている

持久力には、3つの要素があります。

先ず、筋持久力です。

これは筋肉が疲労物質である乳酸にどれ程耐えられるか、というものです。

乳酸は溜まると筋肉がうまく縮めなくなってしまうため、乳酸に筋肉を慣らして対応させます。

次に、肺活量があります。

肺活量は、一度に酸素を摂取できる量と一度に息を吐き出せる量の2つの要素で出来上がっています。

反復練習で筋持久力と息を吐き出す量を鍛える

持久力の3つの要素のうち、筋持久力と息を吐き出す量を反復練習で鍛えることが出来ます。

最初に、息を吐き出す量を鍛える為の練習です。

スピードを出すのではなく、やや流す程度の速度での平泳ぎを何セットか繰り返します。

多くの息継ぎを繰り返すことで、肺の吐き出す力の筋肉が鍛えられます。

1セットの距離は個人の自由で構いませんが、その距離分の各セット間はあまり休憩を取らないようにしてください。

およそ5秒から20秒程度が適量と言われています。

また、セット全ての合計時間で20分以上泳ぐようにしてください。

あまりきつくない練習なので、フォームの確認なども一緒にするとよい効果が得られるでしょう。

次に、同様の練習で泳ぐ速度だけを上げてみてください。

全速力ではなく、ちょっときついかな、程度の速度で問題ありません。

こうすることで、筋肉中の乳酸の量が限界を迎える直前で維持されます。

その結果、筋肉がその状態でも問題なく動作できるようになり筋持久力が向上します。

全速力で肺活量全体を鍛える

続いて、肺活量全体を鍛えるトレーニングです。

特に酸素を一度に取り入れる量は反復練習ではなかなか増えません。

此方も何セットか泳ぐのですが、ほぼ全速力で泳いでみてください。

1セット分の距離は個人の自由ですが、長くても400mが限界でしょう。

休憩はセットとセットの間で1分程度を目安にしてください。

恐らくかなり息が切れると思います。

その息切れが、肺全体を動かす筋肉が正に動いている証拠です。

即ち、肺活量が鍛えられるのです。

まとめ

○持久力は筋持久力と肺活量で出来ている
○反復練習で息を吐く力と筋持久力を鍛える
○全速力で肺活量を鍛える

平泳ぎの持久力も、他の泳ぎ方の持久力も、鍛え方はほとんど変わりません。

筋持久力と肺活量が水泳の持久力に直結します。

他泳法をする方もこれらの練習で持久力を高められます。

勿論、平泳ぎにも効果的です。

しっかり練習をして、持久力を高めましょう。

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