水泳の授業で泳げる子と泳げない子の指導はどう分ける?!

水泳の指導をしていると、どうしても泳げる子と泳げない子が出てしまいます。

当然するべき指導も変わってくるのですが、一緒に指導する以上そこまではっきり分ける訳にも行きません。

今回はどのように泳げる子と泳げない子を分けて指導するか、を説明していきます。

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優先順位はまず泳げる子!

先に指導するのは、泳げる子です。

これには3つの理由があります。

まず、泳げる子は指導すればその分だけ伸びます。

つまりあまり手間をかけなくて良いのです。

こちらを先に指導しておくと、後で泳げない子に全力で指導することが出来ます。

次に、泳げる子が先生の代わりになってくれることがあります。

授業などではどうしても一人一人を見ることはできませんので指導者代理が増えるのはありがたいことです。

しかも、泳げるようになったという成功体験を持った子はそれまで何処が悪かったかを理解していることも多いです。

そして最後に泳げる子たちの不公平感をなくす、ということがあります。

自分たちはもっと先へ進めるのに泳げない子たちのせいで先へ進めない、となると泳げる子たちは不公平感を抱きます。

こういった不公平感は場合によってはいじめ等に発展するため避けるべきです。

泳げない子たちの劣等感をあおらない為に

先に泳げる子たちの相手をすると泳げない子が劣等感を覚えるのでは、という方もいるでしょう。

それを避けるためには、泳げる子たちをなるべく早く25m、或いはそれ以上泳げるようにして1,2コース分を使わせて泳いでいてもらってください。

後は時々様子を見る程度で、どんどん泳いで成長していってくれます。

そしてその間に、泳げない子たちの指導をしっかりしてあげましょう。

ただ泳げない程度ならまだいいのですが、水を怖がる子などは1対1で指導するしかありません。

そういった子たちに時間をしっかり割くためにも、泳げる子を先に指導しましょう。

その中から泳げる子が出てきたら、順次コースを移動してもらってください。

少しずつ泳げるようになる子が出てくることで、自分たちも泳げるようになるという希望が彼らの中に湧いてきます。

すると水泳に興味を持っていなかった子でも、少しずつ泳いでみようという気持ちになってくれます。

まとめ

○水泳は先に泳げる子を指導する
○泳げる子の指導が終わったらコースを与えて泳いでいてもらう
○泳げない子はしっかり指導、泳げるようになったらコース移動

水泳ができる、できないだけでその子の価値は決まりません。

しかし子供のうちは、何か一つができないだけで「ダメ」のレッテルを貼られてしまいがちです。

そんな子を産まない為にも、泳げない子たちは手厚くフォローしてあげて下さい。

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