子供に水泳を学ばせている身としては、同じ練習ならより効果的に練習をさせたいものです。
しかし、子供にとって効果的な練習方法とはどのようなものかを皆さんはご存知でしょうか。
今回は水泳の効果的な練習方法を学んでいきたいと思います。
基本的には大人と同じ!但し筋トレはダメ!?
いきなり子供向けではなくなってしまい申し訳ないのですが、実のところ水泳の効果的な練習方法は大人も子供もほとんど変わりません。
ですが、できれば避けた方が良いとされているトレーニングがあります。
それは、筋トレです。
大きく分けて2つの理由があり、1つは子供時代に筋肉が付きすぎると身長が伸びにくくなるといわれていることです。
多くのスポーツと同様、水泳でも身長は大切な要素です。
身長が伸びなくなるかもしれない練習方法は水泳についてでも子供のその後を考える上でも不適切でしょう。
もう一つは、そもそも筋肉を付けすぎることは水泳に向かない、ということです。
水泳は浮けなければいけませんが、筋肉は脂肪より、何より水より重いのです。
従って筋肉をつけすぎると、浮かぶためにより多くの体力を消費してしまうことになります。
短距離ならばまだしも、長距離を泳ぐ場合ではトップアスリートの体力を持たない限り致命的です。
筋力をつけることだけを目的とした練習は出来れば避けましょう。
スピードアップは全速力、スタミナアップは同じ速度
では、大人にも子供にも効果的な練習方法とはどのようなものでしょうか。
今回はスピードアップを目的とした練習法とスタミナアップを目的とした練習法を紹介します。
スピードアップを目的とする場合、まず短距離を全力で泳ぎます。
個人差はありますが、25mプールでしたら子供で1往復、大人で2往復程度が良いでしょう。
これを何度か繰り返すのですが、一つ注意点があります。
それは、休憩時間を長くとることです。
息が切れたまま全速力を出そうと考えても、疲労でフォームが崩れたり速度が維持できなかったりします。
全速力を出すことがスピードアップに効果的なので、全速力をまた出せるようになるまでは休憩です。
軽く流す程度で泳いだり、水中ウォーキングなどするのも良いでしょう。
一方でスタミナを上げるためには、やはり長距離を泳ぐ必要があります。
しかし連続で泳ぐ必要はありません。
25mでも50mでも、泳ぎ切ったら10秒ほど一息ついてしまいましょう。
その代わり、同じペースで泳ぎ続けてください。
例えば50mが50秒で泳げたら10秒息をついて合わせて1分、このペースを維持します。
これを最低10回以上繰り返してください。
勿論、体力が持つと思えてきたらスピードを上げる、距離を増やすなどしてレベルを上げましょう。
まとめ
○子供に筋トレはダメ
○スピードアップには全速力を出すこと
○スタミナアップには同じペースで泳ぎ続ける
子供も大人も、水泳を学ぶ為に必要なことはほぼ変わりません。
正しい練習方法さえ守っていれば、同じ練習でしっかり能力が伸びます。
子供の内から正しい練習方法を学んでしっかりタイムを、距離を伸ばせるようにしましょう。