水泳で浮きたくても浮けない子をどう指導する?

当然といえば当然なのですが、水泳は浮き上がれなければできません、

しかし、水泳のフォームになると浮きたくても浮けない子がどうしてもいます。

そういった子たちをどう指導すれば浮けるようにできるのでしょうか。

子供が浮けないつの理由について、するべき指導を解説していきたいと思います。

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緊張で浮かない子は全身だらりで浮き上がる!

まず、身体が緊張して力んでしまっている子です。

蹴伸びの姿勢はあくまで目指す姿勢なので、力んでその体勢になる必要はありません。

ですがその姿勢にならなくてはいけないという意識や指導が強すぎると、緊張で体が力んでしまって沈みます。

そういった子たちを指導するには、まず蹴伸びの体勢を止めさせます。

そして全身の力を思い切り抜いてもらってください。

するとクラゲに似た体勢で浮き上がれるのですが、ここでいくつか注意点があります。

まず、クラゲの体勢になるということをあまり強調して指導しないでください。

先ほども書いたようにその姿勢になる、という意識が強すぎると力んで沈んでしまいます。

そして、最初は足が付く水場で浮いてもらいましょう。

水に対する不安で体が力む子もいますので、足が付くことが分かるとある程度安心して力みを抜いてくれます。

重心が悪い子はだるま浮きでチェック!

次に、フォームが悪いために浮き上がれない子向けの指導です。

重心が悪くて沈む子は、大抵顎を引ききることが出来ていません。

そのチェックとして、だるま浮きをしてもらいましょう。

だるま浮きとは、息を吸って潜り、両膝を軽く抱える浮き方の事です。

だるま浮きが広く水泳の指導で利用されるのは、この姿勢では顎を引かないと沈んでしまうためです。

顎を引く、という感覚をすぐにマスターできるのです。

なのでだるま浮きをしてもらい、顎を引く感覚をマスターしてもらいます。

自分のお腹を見るように指導するとうまくいくことが多いです。

慣れていない子はひたすら遊ばせる!

このどちらでもない子は、そもそも水に浮かぶ感覚に慣れていない可能性が高いです。

水に浮かび上がる感覚は独特なので、慣れないうちはバランスを崩しやすいのです。

こういった子は、水に浮かぶ感覚を水中ウォーキングや潜りっこなどで慣らしてあげるとすぐに浮けるようになります。

一度水に浮かぶ感覚に慣れると、どんな姿勢でもちゃんと浮けるようになります。

まとめ

○緊張する子はだらりとさせる
○顎が引けない子はだるま浮き
○浮く事に慣れてない子は遊ばせて慣らす

子供が浮き上がれないと、ついついすぐに泳がせようとして無理な指導をしてしまいがちです。

しかし、それでは水泳ごと嫌いになってしまう可能性があります。

水泳を長く楽しんでもらうためにも、適切な指導をしてあげましょう。

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