水泳を学んでいる子供にとって、身体の元となる食事は大切なものです。
しかし、実際にはどの程度食べさせれば良いか、何を食べさせれば良いのかお判りでしょうか。
そんな水泳をする子供のための食事メニューの参考にご一読ください。
また、この記事は選手コースや競泳の練習など、厳しい練習を積んでいる子供をメインターゲットにしています。
通常の練習をしている子供向けではありませんのでご注意ください。
必要量は大人以上!食べ盛りは育ち盛り
成長期では、体重比で食べる量はもともと大人以上です。
ですが、水泳で激しい練習をしている場合は必要量はさらに増えます。
大人の1回の食事の3倍近くの量を必要とする、と考えていただいて構いません。
この中で特に重要なのは、お米(炭水化物)と野菜です。
炭水化物は身体のエネルギー源ですので、食べなければ十分に動きません。
まして水泳では長時間にわたって多量のエネルギーを消費し続けます。
炭水化物は大人の3倍食べる、と考えていただいて構いません。
こうすると、ご飯を食べるためのタンパク質のおかずの量も自然に増えるのでタンパク質はそれで充分です。
むしろ、野菜の量を気にしなければいけません。
軽視されがちですが、野菜の栄養は健康を保つには欠かせないものばかりです。
病気がちの子供と病気せず練習できる子供、どちらがより良い成績を出せるのかは考えるまでもありませんね。
1度に食べようと思わない
ですが、これだけの量を1食で食べるのは子供の胃には厳しいものがあります。
そこで、食事を何回かに分けて食べさせてください。
朝・昼・おやつの時間・練習前・練習後・夜の様に分けて食べることで1度にそれほど食べられなくとも栄養がしっかり取れます。
特に、朝と練習後は積極的に食べるようにしてください。
朝食を抜くと、夜から昼まで10時間以上何も食べないことになります。
すると、持久力や脳の働きが弱ってきてしまうのです。
持久力はもちろん、脳の働きもコーチの指導を理解するために水泳では大切なものです。
食欲がない場合はバナナやスムージー、牛乳の1杯でも良いので食べさせてください。
そして練習後は、身体が消費したエネルギーを回復させようとして食べ物を求めています。
ここで炭水化物とタンパク質を取るとしっかり吸収されるので、食事効率が良くなります。
特にタンパク質がよく吸収されることで筋肉の回復・増強が早くなります。
まとめ
○量が多少多いかなと思ってもお米と野菜は食べさせる
○1日5~6食に分けて食べると小食な子でも安心
○朝と練習後は軽食でもいいから食べる
子供の身体づくりのためには食事は欠かせません。
しっかりごはんを食べさせて、もっとタイムを伸ばしましょう!