個人メドレー、背泳ぎ・平泳ぎ・バタフライを繋ぐ為のターン

個人メドレーで最も難しい部分は、背泳ぎ関連のターンです。

バタフライから背泳ぎ、背泳ぎから平泳ぎのターンではそれぞれ身体を反転させるので、難易度が高いのです。

そんな個人メドレー中の難しいターンですが、それでもいくつかのコツがあります。

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バタフライから背泳ぎは身体を横に一度ひねる

それでは、バタフライから背泳ぎに移るターンのコツです。

まず、ターンに移る前に5mや45mのラインに気が付き、壁にぶつからないようにと減速してしまう方がいます。

確かに減速した方がターン自体はうまくできます。

ですが、そのターンではバタフライの勢いを背泳ぎに生かすことが出来ません。

そもそも減速すること自体が競泳には問題なので、できる限り減速はしないようにしてください。

また壁に手を付いてから背泳ぎのフォームになるよう直線的にターンすると、やはり今までの勢いを殺してしまいます。

壁に手をついたら一度上半身を水上に上げて、左右どちらかの向きに70度から80度ほど身体を回転させてください。

顔以外の身体で振り向く、という形をイメージしてください。

そして、その振り向いた方向に倒れ込みましょう。

こうすることで、上半身が入水する時の抵抗を抑えることが出来ます。

水の中に入ってから再び身体をひねって背泳ぎの体勢になり、バサロキックで進みましょう。

背泳ぎから平泳ぎはストローク回数を把握し、タッチの角度に気を付ける

平泳ぎへ移るターン動作の話より先に、まずターン前に何をするべきか説明します。

メドレー中や個人で背泳ぎのターンをする方にはお判りでしょうが、背泳ぎでは壁までの距離が分かりません。

その為、壁に激突することを恐れて減速する方が多くいます。

背泳ぎから平泳ぎのターンの練習の前に、5mや45mのフラッグを確認してからストロークが何回必要かを正確に把握してください。

ターンは事前に準備がいるので、この把握はとても大事です。

そして肝心のターンですが、基本的にUの字を描くイメージです。

壁に触れている手の肘を一気に曲げ、体の向きを変えます。

そこから一度顔を上げて息継ぎをし、バタフライから背泳ぎへの移行の時と同様に横向きに身体を入水させます。

この時、壁を蹴るのは下向きにすると潜水への移行がスムーズになるでしょう。

あとは身体をひねってひとかきひとけりし、平泳ぎの体勢に移るだけです。

ただ一つ、とても大切なルールがあります。

それは壁にタッチするときです。

個人メドレー中の背泳ぎの部分は、通常の背泳ぎでのルールが適用されます。

この中には、ターンの為に壁に触れたときに身体が90度以上横を向いていてはいけない、というルールがあります。

身体をひねることを意識しすぎて、タッチする前に身体をひねりすぎていると失格になってしまいます。

なので、身体をひねるのはタッチしてから、或いはひねる角度を抑えましょう。

先にひねっておくなら、審判に確実に90度に到達していないと判断できる角度、60度程度が限界でしょう。

まとめ

○バタフライから背泳ぎへの移行は身体をひねって入水する
○背泳ぎから平泳ぎへの移行は肘の力で体の向きを変える
○但しタッチする前に90度以上逆向きになると失格

背泳ぎは個人メドレーの中でも異端と言って問題ない泳ぎ方です。

当然、バタフライから移行するときも平泳ぎに戻るときも特殊なターンを要求されます。

これらのコツをしっかりつかんで、ぜひ素早くきれいなターンを目指してください。

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