水泳を続けるための練習メニュー・マスターズのその先へ

水泳というスポーツは、何歳になっても楽しむことが出来ます。

定期的にマスターズの大会で高齢者の方が活躍していらっしゃるように、練習を積めば幾らでも活躍できるのです。

では、マスターズの方が長く水泳を続けられるような正しい練習メニューとはどのようなものでしょうか。

そのポイントは、「こだわらない」という点にあります。

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練習時間の長さにこだわらない

マスターズの、特にある程度以上の年齢の方は体力が落ちてきがちです。

それをカバーしようとして、練習メニューをいたずらに多くしている方が時折みられます。

ですが、それは落ちた体力と相まって負傷の可能性を高めることに繋がります。

参考までに、オリンピックの水泳メダリストである萩野公介選手すら、1日の練習量は2.5時間ほどだそうです。

彼ほど体力がない私たちがそれ以上に練習しても、体力を消耗するだけだというのがお分かりですね。

一般的なマスターズの方なら、1日1時間から1時間半程度を目安にしてください。

その代わり、毎日泳ぐことにこだわりましょう。

水泳のフォームというものは中々覚えにくいものです。

1日でも間を空けると、すぐにコツを忘れてしまうのです。

なので、1日の練習量を落としてでも明日の練習のために体力を取っておくのが正しい練習メニューです。

自分の得意な泳法にこだわらない

もう一つこだわってはいけないのは、自分の得意な泳法です。

先ほど説明したように1日の練習量を少なくすると、練習メニューが自分が泳ぐ泳法だけになりがちです。

ですが、正しい練習メニューは自分の得意な泳法を中心としながらも他泳法の練習もする、というメニューです。

クロールであれば太もも、平泳ぎやバタフライは膝など、各泳法には最も使う筋肉があります。

その筋肉は当然他の泳法でも使うので、ある泳法を行うだけで他の泳法に好影響を与えてくれます。

特に、様々な泳法を連続して行う100mから200mの個人メドレーがおすすめです。

必然一定の距離を泳ぐことになるので、心肺機能の強化につながります。

また、全速力で泳げば瞬発力の強化、少し速度を落とせばスタミナの強化が行えます。

速度を徐々に調整して、これらの効果を得られる練習を行いましょう。

具体的な練習メニューとして例えば100メートルを泳がれる方でしたら、まずアップを目的にして自分の得意泳法で5から10本ほど泳いでから個人メドレーに入ります。

個人メドレーも10本ほど泳いでからキックやストロークの練習を行い、最後に1日のまとめとして自分の得意泳法を5本ほど泳ぎましょう。

200メートルの方でしたら、練習で泳ぐ距離は同等でもより連続して泳ぐようにするとスタミナが強化できます。

一見練習メニューとしては少ないように思われるかもしれませんが、これを毎日となると意外に厳しいものです。

ですが、これを毎日できるようになれば筋肉が乳酸が溜まった状態に慣れるので、さらにスタミナの強化が出来ます。

勿論フォームも覚えられるのでおすすめです。

まとめ

○1日の練習メニューを多くし過ぎない
○短くとも毎日練習してフォームを覚える
○個人メドレーで様々な筋肉と瞬発力、持久力を鍛える

マスターズの方は指導者がいないことも多くありますので、効果的な練習メニューが分からない、という方も多いでしょう。

そういった方も、これらを参考にして効果的な練習メニューを作ってみてください。

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