水泳1500mで速くなるため短距離の練習が良い理由

水泳の世界で、1500mは最も長い距離です。

ですので、1500mの練習での泳ぎも全て長距離という方が多くいらっしゃいます。

ですが長距離競技の練習でこそ、短距離を泳ぐことでより高速化できるのです。

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持久力は短距離を全速力で泳ぐことで鍛えられる

1500mもの距離を泳ぐには、持久力の強化が欠かせません。

持久力とは、筋肉が乳酸にどれだけ耐えられるか、とどれだけ酸素を取り入れられるか、の2つの要素で構成されています。

この内筋肉が乳酸に耐えられるかの能力は、確かに長距離を泳ぐことで鍛えることが出来ます。

一方酸素を取り入れられる量は、さらに一度に空気を取り入れられる量と取り入れた空気から酸素を取り出す力に分かれています。

そして一度に空気を取り入れられる量はまさに、息切れしている際に使われる筋肉が決定します。

更に酸素を取り出す力も激しい運動を行うことである程度鍛えられます。

呼吸の機会が限られる水泳では、なおさら酸素を取り出す力を鍛えることが出来ます。

これらの条件を満たすものとして最適な練習が、短距離を高速で泳ぐことなのです。

持久力を増すには長い休憩が必要

では、水泳に必要な持久力を増す短距離泳の練習とはどのようなものでしょうか。

その答えとして、インターバルトレーニングという練習法があります。

これは厳しい練習と厳しい練習の間に休憩や緩やかな練習を挟む、という練習法です。

これを短距離泳と組み合わせることで持久力を大幅に向上させることが出来ます。

具体的な練習としては、50mから100mの区間を全速力で10本程度泳ぐのが良いでしょう。

そして各本の間に、5分程度の流す泳ぎと同じく5分程の休憩を入れましょう。

短距離を泳ぐときは、あなたの得意な泳ぎ以外にクロールを加えるとさらに練習効果が高まります。

クロールは4泳法の中で最も体力消費が激しく、持久力を鍛えやすいためです。

また、全速力を出すとフォームが崩れてしまいやすいです。

休憩時間に当たる流す泳ぎと合わせてフォームチェックを行うと、より良い効果が得られるでしょう。

まとめ

○持久力の内酸素を取り入れる能力は短距離泳で鍛えられる
○厳しい練習に休憩を挟むインターバルトレーニング
○50mから100mの区間を10本、クロールを含んで全速力

水泳の長距離の練習では、短距離を泳ぐ練習というのは軽視されがちです。

ですが、持久力を鍛えるにはただ長距離を泳ぐだけでは足りないということをご理解いただけたと思います。

これからは短距離も練習メニューに加えて、よりタイムを縮めてみてください。

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