水泳初心者の方は、どのような練習メニューを組めば自分が上達するのか分からない、という方が多いでしょう。
信頼できる指導者がいれば良いのですが、独学で学んでいる場合はそうもいきません。
加えて、個人が泳げるまたはトレーニングできる時間には限りがあります。
ですが、水泳というスポーツの練習メニューは決して難しいものではありません。
自分の弱点に応じた練習メニューを理解するだけで、あなたの泳力はみるみる向上するでしょう。
ただし、初心者が独力でどのような練習が効果が高いかを知ることは不可能です。
教則本やインターネットを積極的に使いましょう。
ウォーミングアップは陸上でもOK
まず最初に、ウォーミングアップを行います。
初心者の方は軽視しがちですが、ウォーミングアップは身体を事前に温めること重要なものです。
身体が冷えやすい水泳では、その重要度はさらに高まります。
ですが必ずプールの中で行わなければいけないというわけではありません。
プールに着く前に早歩きをする、といったことでも十分なウォーミングアップになります。
余り泳ぐ時間がない、という方は陸上でのウォーミングアップを積極的に行いましょう。
勿論、プールの中で歩く、また泳ぐといったウォーミングアップも効果があります。
特にプールの中で泳いで行う場合は、フォームチェックも兼ねた泳ぎが良いでしょう。
弱点を修正するドリル
ウォーミングアップ出来たら、いよいよ本格的な練習メニューに入ります。
まず大切なのは、自分の弱点を把握することです。
あなたの泳ぎでは、足が沈むようなことはありませんか?
息継ぎをすると減速してしまいませんか?
このような問題が発生する場合、姿勢が悪いか動きに問題がある、或いは両方です。
まず、事前にあなたの動きを撮影してみましょう。
通常の泳ぎに加えて、プルとキックをそれぞれ独立して行ったものを撮影しましょう。
撮影出来たら、綺麗なフォームでの泳ぎと比較します。
教則本との比較でもいいですし、ネット上の動画と比較しても良いでしょう。
この時、身体が崩れている部分がドリルで積極的に鍛えるべき部分です。
ドリルと一口に言っても、泳法や弱点などで様々な種類があります。
書籍やネット上で自分の崩れに適したドリルを探し、積極的に行いましょう。
本スイムを再び撮影し次の練習へつなぐ
ドリルを終えたら、いよいよ泳ぎます。
ですがこの時も、先ほどドリルで練習した弱点を忘れないように意識して泳いでください。
この本スイムを撮影し、以前の泳ぎと比較してみてください。
意識していた部分は改善されたでしょうか?
また、一部分を改善するとまた別の部分がおかしくなる、ということも多いです。
綺麗な泳ぎとの比較も忘れないで行ってください。
もう一つ、本スイムが終わったらクールダウンを忘れずに行ってください。
軽く流して泳いだり、ストレッチで使った筋肉を伸ばして上がると良いでしょう。
まとめ
○ウォーミングアップを例え陸でも忘れず実行
○自分の泳ぎを見てドリルで弱点を補う
○本スイムで泳ぎを確認し次に繋ぐ
練習メニューは、基本的には上記の内容の繰り返しが全てです。
ですが、特に水泳初心者の方が正しい練習メニューを組むには正しい泳ぎとの比較が欠かせません。
綺麗な泳ぎをなるべくたくさん見て、自分の泳ぎとしっかり比べてみてくださいね。