水泳の練習を陸上で!?その3つの手段とは?

例えば学校の水泳部、特に公立学校においては、そのほとんどが屋外のプールを使用しているため、シーズンオフになると、プールが使用できなくなります。

そのため、プールが使えない時期は、意外と陸上での活動が多くなります。

ここでは、プールが使用できないなどの理由により、陸上での練習をせざるを得ない場合の、その3つの手段について解説します。

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手段その1と2・基礎を振り返り、そして立ち返ろう

その1・フォームやストリームラインの再確認

シーズンの間、練習で泳ぎ続けていると、フォームやストリームラインの再確認など、なかなかできないものです。

陸上での練習時間がたっぷりあるからこそ、シーズン中にできなかったことを再確認してみることも重要です。

机やマットの上に乗りながら、または鏡があればその前で、フォームやストリームラインの再確認をしてみるのはいかがでしょうか?

その2・基礎体力を鍛えて、シーズンに備えよう

陸上で水泳の練習を行うための、もう1つの手段として「基礎体力を鍛える」トレーニングがあります。

すぐにできるトレーニングとしては、筋力トレーニングと、スタミナをつけるためのランニングの2つが挙げられます。

筋力トレーニングでは、より速く泳ぐために、以下の部位を鍛えるとよいでしょう。

・腕
・肩周り
・背中
・胸
・腿

十分なトレーニング器材がなくても、自重での腕立て伏せやスクワットなどをゆっくりと行う「スロートレーニング」を行うと、かなり追い込むことができます。

肩周りや背中などは、柔道での補強運動でよく行われる「突き上げ」での腕立て伏せで行うと、効果的に鍛えることもできます。

ランニングも、水泳の練習強度同様、持久力重視か瞬発力重視かで、各人の強化したいレベルに合わせて、距離や強度を調整しながら、効果的な練習を行いましょう。

その3・最も重要な体幹トレーニングを行おう

体幹とは、お腹や腰回りにあるインナーマッスルを指し、水泳においては、フォームが崩れないように保ち、ストリームラインを維持するためにも重要な筋肉群です。

体幹は鍛えることが難しい筋肉とも言われ、鍛えても、表層筋の筋力トレーニングのように、見た目や負荷の度合いといった面で「やった」という実感が、非常に湧きにくい筋肉です。

負荷をかけて緩める表層筋の筋力トレーニングと違い、一定時間同じ姿勢で静止するメニューの多い体幹トレーニングは、至って分かりづらく地味ではあります。

しかし、プールが使えないオフシーズンの間など、陸上での練習のメニューとして、この体幹トレーニングに時間を割いてみるのも、おすすめです。

具体的なトレーニングの内容は、Webでいろいろとご紹介されていますので、それらをご参考の上、ぜひ陸上での練習メニューに加えてみてはいかがでしょうか?

まとめ

プールの中での練習しかないと思われる水泳ですが、意外にも以下のようなメニューを、陸上でこなすことができます。

(1)フォームやストリームラインの再確認
(2)基礎体力を鍛える
(3)体幹トレーニングを行う

オフシーズンなどでプールが使えない時期でも、次のシーズンに備えて、シーズン中にはできない練習を、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?

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