クロールを30分泳ぎ続けると、どのくらいの運動量になるの?

「水泳はダイエットに効果的」と一般的に言われます。

しかし、その具体的な根拠について、よく知らないという方は、結構多いのではないでしょうか。

ここでは、一番メジャーな種目であるクロールを取り上げて、30分泳ぎ続けるとどのくらいの運動量になるのか、解説していきます。

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運動量って、どうやって見える形にするの?

クロールを30分泳ぎ続ける運動量を見える形にするためには、クロールを行う運動の強度を、まずは「メッツ(METs)」という指標で表します。

メッツとは、簡単に言うと「安静時を1メッツとして、その何倍の活動を行っているかを数値化したもの」です。

様々な運動や動作において、メッツの値が算出されており、例えば、ゆっくり歩く場合は2メッツ、ランニングの場合は、9~10メッツとなっています。

クロールの場合は、ゆっくり泳ぐ場合は8メッツ、早く泳ぐ場合は10メッツとなります。

該当する動作のメッツと体重、そして時間を用いて、消費エネルギーを次の公式によって算出します。

消費エネルギー(kcal)=メッツ×体重(kg)×時間(h)×1.05

例えば体重60kgの人が、クロールをゆっくり30分泳ぐ場合の消費エネルギーは、以下の通りです。

8メッツ×60kg×0.5時間×1.05=252kcal

次に、この算出した消費エネルギーをもとに、クロールを30分泳ぎ続ける場合の運動量が、どのくらいのものになるかについて説明します。

クロールを30分泳ぎ続ける運動量ってどのくらいなの?

体重60kgの人がクロールを30分泳ぎ続けるとした場合、先で算出した252kcalとは、どのくらいのレベルとなるのでしょうか?

同じ体重の人が同じ時間で消費できる、同等の運動量としては、テニスのシングルスやバスケットボール、ランニングがこれに相当します。

いずれのスポーツも、30分行うだけで結構クタクタになるのではないでしょうか。

1ヶ月で1kg痩せるために必要な運動量は、7000kcalと言われております。

1日あたり、約230kcalとなります。

体重によって変動はありますが、クロールでゆっくり30分泳ぎ続けると、1ヶ月で1kg痩せるために、1日あたり必要な運動量を十分にカバーすることができます。

まとめ

クロールを30分泳ぎ続ける運動量は、テニスやバスケットボール、そしてランニングと同等の運動量となり、かなりの運動量と言えます。

そしてその運動量は、個人差がありますが、1ヶ月で1kg痩せるために必要な1日あたりの運動量をほぼカバーすることができます。

そのエネルギー消費の効率の良さばかりでなく、全身運動という面からも、水泳はダイエットに効果的であると言えるでしょう。

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