クロールはもともと速度を優先する泳ぎ方で、あまり長距離を泳ぐには向きません。
ですが、それでも長距離を泳ぎたいという方に向けたクロールの泳ぎ方もあるのです。
リラックスしてペースを一定にする
まず第一に、身体から力を抜くことです。
水泳初心者の頃に習ったくらげ浮きの感覚を思い出してください。
身体が力んでいるとどうしても沈んでしま、浮くために力を使って疲れてしまいます。
また、力んでいるとペースを安定させられないのも問題です。
クロールに限らず、長距離を泳ぐときはペースを安定させないと体に負担がかかってしまいます。
なので何m泳ぐなどと気合を入れて泳ぐのではなく、リラックスしてゆったりしたペースで泳ぎましょう。
何か楽しい事を考えながら泳ぐ、という泳ぎ方もおすすめです。
2ビートでキックを減らす
キックはクロールにおいて大切なものではありますが、キックに使う太ももの筋肉は大きい分疲労しやすい筋肉です。
なので、これになるべく負荷を掛けない泳ぎ方に変えましょう。
多くの皆さんは4ビートや6ビート、つまり1ストロークで4回や6回キックをする泳ぎ方だと思います。
これを2ビート、1ストロークに2回のキックに抑えるのです。
綺麗なフォームで泳いでいれば、2ビートでも十分下半身を浮かせることが出来ます。
とは言え、今まで行ってきたものと異なるキックを一度に習得するのは困難です。
最初は半ストロークで1キック、を繰り返して感覚を掴んでみると良いでしょう。
息継ぎを左右で行う
上記の部分で、ゆったりと泳ぐという記述をしています。
しかし、ストロークをゆっくり行うと呼吸があまりできないのがクロールです。
長距離を泳ぐには呼吸はとても大切なものなので、息継ぎの回数を増やします。
今は皆さん2ストロークに1回だと思いますが、これを1.5ストロークに改めましょう。
つまり、3回掻いたら1回息継ぎをする泳ぎ方に変えるのです。
当然、息継ぎは左右両方で行ってください。
これには別の利点もあり、息継ぎを片側だけで行っているとどうしてもその部分の筋肉が疲れてしまいます。
その疲れを左右で分散することで、持久力を高める効果が得られます。
最初は水を飲んだりして大変だと思いますが、頑張って練習してください。
まとめ
○力まずリラックスして一定のペースで泳ぐ
○キックの回数を減らして疲労しにくくする
○息継ぎを左右で分散する
クロールは確かに速度を追求した泳ぎ方ですが、長距離を泳げないわけではありません。
難しい点も多いとは思いますが、しっかり練習して長距離を泳げるようになってくださいね。