クロールで人気の4ビートキックとは

皆さんは、クロールのキックをどのように打っているでしょうか。

恐らく短距離の方は6ビートキック、長距離の方は6ビートキックで泳いでいる場合がほとんどでしょう。

ですがクロールにはもう一種類のキック法である4ビートキックが存在します。

4ビートキックを正しく扱えれば、特に中長距離でのタイム向上に役立つでしょう。

スポンサーリンク
swim-kyouzaiレクタングル大

4ビートキックはバランスを取りにくい

4ビートキックは、そのキック回数通り2ビートキックと6ビートキックの中間の特性を持ちます。

2ビートよりは速く、6ビートキックよりは疲れにくいです。

ですがその特徴は、正しく泳げた時にだけ発揮されます。

4ビートキックは、他のキックと比べて泳ぎにくい特徴を持つのです。

2ビートキックや6ビートキックは、片足ごとにキック回数を分けると奇数になります。

なので、右手を伸ばした時は右足でキックを始め、左手を伸ばした時は左足でキックを始めるということが可能ですし、もちろん逆も出来ます。

ですが4ビートキックでは、片足ごとにキックを分けても偶数です。

つまり片手を伸ばした時にどちらの足からキックを始めても、もう片方の手を伸ばした時に同じ足からキックを始めることになります。

クロールでは水に入っている方の手は沈みやすいので、キックでそちら側の身体を支えてあげると楽に泳げます。

ですが、それが出来ない通常の4ビートキックはどうしてもバランスを取りにくくなってしまうのです。

2ビート+2の4ビートでバランスを取る!

ですが、4ビートキックにはもう一つの種類があります。

それは、2ビートキックにキックを2つ足したようなキック方法です。

まず通常の2ビートキックを行います。

この後の息継ぎを行うタイミングで、小さなキックを2回打つのです。

「タンタン、タタン」のリズムでキックを放ってみるイメージをしてください。

この4ビートキックなら、左右のバランスを崩してしまうことはありません。

しかも、息継ぎの際に身体が沈みやすいという2ビートキックの欠点を解消することが出来ます。

勿論2ビートキックよりも疲れやすいという問題はありますが、中距離からやや短めの長距離までの範囲であれば身体が沈みにくいために維持できる体力の方が大きいです。

特に中距離、400m前後には最適といえます。

まとめ

○4ビートキックは2ビートキックより速く6ビートキックより疲れにくい
○普通に4ビートでキックを放つとバランスを取りにくい
○「タンタン、タタン」のリズムでバランスを取った4ビートキックが可能

クロールでは、最近まで4ビートキックは見向きもされませんでした。

バランスの維持が難しかったためですが、現在ではバランスが維持できる4ビートキックが開発されています。

キックの回数が自分に合っていないと思う方がいたら、此方に挑戦してみると良い結果が得られるかもしれません。

例え4ビートキックが体に馴染まなくても、細かいキックを打つ感覚は6ビートキックにも通じるものです。

練習と思って試してみましょう。

スポンサーリンク
swim-kyouzaiレクタングル大

swim-kyouzaiレクタングル大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする