バタフライで楽に泳ぐための1ストローク3キックとは

バタフライを学ぶ多くの方が、バタフライは難しい、と感じているでしょう。

実際、バタフライは極めて泳ぎにくい泳法です。

元々平泳ぎからスピードを求めて分かれた泳法ということもあり、かなり無理な動きをするのです。

ですが、バタフライが苦手な方でも簡単に泳げるバタフライがあります。

それが「3キックバタフライ」です。

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1ストロークにつき3キックするバタフライ

3キックバタフライは、名前通りストローク1回につきキックを3回するバタフライの事です。

バタフライを泳ぐ場合、ドルフィンキックが水上にはみ出すと速度が大幅に落ちてしまいます。

なので、他の泳法と比べて下半身が全て水中に入っている方が泳ぎの効率が良いのです。

ですが手を入水させて第一キックを打つと、当然下半身が浮き上がります。

ここからある程度ストリームラインを作るためにも、下半身が沈むのを待つためにも少し時間を空けることが大切です。

しかしその間、どうしても速度は維持しきれません。

そこでこの空き時間に、小さくしかし鋭いキックを放ちます。

すると身体全体がより下方に沈み、足全体が水中に入ります。

加えて頭が足よりかなり下にあるので、そこから反動をつけて一気に浮き上がってくるだけで顔を水上に出すことが出来ます。

競泳には向かないが遠泳には最適

泳ぎやすい3キックバタフライですが、競泳を行うには不向きです。

先ほどの解説でお判りいただけたように、3キックは身体全体を水中に沈めて反動を得ることで楽に泳げます。

しかし、競泳のルールでは、バタフライは常に身体の一部が水上に出ていなければいけないと定められています。

加えてバタフライは、クロールほどではありませんがストロークの推進力が大きい泳法です。

3キックを行う場合、ストロークの間隔はどうしても伸びます。

従って、速く泳ぐには向かないのです。

ですが上半身を無理に上に上げる必要がないのも事実です。

浮力を使って浮き上がってこられるので、体力の消耗が少なくなります。

つまり3キックバタフライは遠泳に向いた泳ぎ方なのです。

また、初心者の方がバタフライの感覚をつかむのにも向いています。

初心者の方は体力的な問題で中々バタフライの練習が出来なかったり、或いは息継ぎに難を抱えていることがあります。

3キックであれっばその問題が解消されるので、腕の動きなどバタフライの他部分を改良して通常のバタフライの技能も向上させることが出来ます。

まとめ

○1ストロークにキックを3回打つ3キックバタフライ
○3キックは競泳ではルール上厳しいうえにそもそも向かない
○遠泳や体力のない初心者が泳ぐには向いている

一般的に指導されるバタフライは全て2キックです。

2キックバタフライが出来ないからと言って自分にバタフライは出来ない、と考えている方も多くいます。

ですが趣向を変えて、3キックバタフライに1度挑戦してみてください。

きっとバタフライのコツがつかめるでしょう。

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