水泳を練習する方にとって、練習頻度は頭を悩ませる問題です。
可能ならば毎日練習をしたいという方もいますし、日常生活を送る以上毎日の練習は難しい方もいるでしょう。
体力が有り余っていてもっと泳ぎたいという方もいれば、そんなに体力が続かない、という方もいるでしょう。
また、筋力の回復のために毎日ではなく数日空けた方が良いと考える人もいます。
では、どの程度の練習頻度が水泳の上達に最適なのでしょうか。
実は、水泳の練習頻度は「毎日」であるべきなのです。
水泳のフォームは覚えづらい!
水泳の練習をしている際に、以前はできたはずの事が今日はできない、という覚えはないでしょうか。
実は水泳のフォームというものは、他のスポーツのフォームと比べて極めて覚えづらいのです。
水泳では、身体が自分以外のものに触れている部分がないので、それらを基準点にしてフォームを覚えることが出来ません。
加えて、自分以外にフォームをチェックしてもらえる機会も多くはありません。
水泳のフォームを覚えるには、身体が自然にそのフォームに沿って動くだけの練習を積むしかないのです。
その為に必要な練習頻度が、毎日なのです。
毎日練習を積むために
練習頻度は毎日がいい、と言っても毎日の練習は難しいという方もいるでしょう。
ですが、それぞれの事情に合わせた練習法を取ることで練習頻度を高めることが出来るかもしれません。
まず、毎日練習をするだけの予算がないという方。
そのような方はお近くの市営プールなどを利用すると良いでしょう。
お住まいの地域にもよりますが、回数券などを使えば3日で1000円程度で通うことが出来ます。
これなら一月通い続けても1万円ですので、十分出せる費用のはずです。
また、フィットネスジムなどの深夜会員になるのも良いでしょう。
夜6時以降などの制限はありますが、プールに限らず多くの施設を使えます。
施設如何では月の費用は1万円前後に収まります。
毎日通いたいが時間がない、という方もこのようなジムを利用してみてはいかがでしょうか。
最後に体力が続かないという方は、実は練習のし過ぎの可能性があります。
毎日練習することでフォームが綺麗にできる、ということは先ほど説明しました。
つまり、1日で2時間泳いで次の日休むよりも2日で1時間ずつ泳ぐ方が練習効果は高いのです。
確かに、その分1日ごとのメニューをしっかり考える必要はあります。
ですが部位練習の効果は正しいフォームがあってこそですので、まずはフォーム矯正を優先するのが正しい練習法です。
部位練習は自分の苦手な部分に絞り、フォーム確認や実際の泳ぎを増やすことでよりきれいなフォームになるでしょう。
まとめ
○練習頻度は毎日でなければフォームを忘れてしまう
○予算や時間がない人は深夜のジムが便利
○体力が続かない人は練習を小分けに
確かに水泳は他のスポーツと違う部分が多いので、身体を休めるための休憩より毎日練習するほうが効果は高いです。
ですがケガなどしないように、決して無理をしない量の練習に抑えてくださいね。