短距離クロールのための6ビート・アクセントキックでより速く

皆さんは短距離をクロールで泳ぐ際は6ビートでなるべく速度を稼ごうとしていると思います。

しかし、6ビートのちょっとしたコツでより速く泳ぐことが出来る、ということはご存知でしょうか。

今回はクロールのスピードアップを狙える6ビートのコツ・アクセントキックを説明したいと思います。

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アクセントキックは水の抵抗を減らす

多くの皆さんは6ビートのキック全てを均等な強さにして泳いでいるでしょう。

しかし、実際は強いキック2つに弱いキック4つの方がより速度を出せるといわれています。

理由は3つあり、まず一つは全てのキックを均等な強さにすると体のひねりが大きくなり水の抵抗を受けやすい、というものがまず1つ。

均等に強いキックをすると姿勢を保つためのキックがしづらい、ということが1つ。

そして強いキックを打ち続けることで体力を消耗してしまうことがあります。

この時、強くキックした次にまた強いキック、というのは止めましょう。

体の軸のバランスを崩して速度が落ちてしまうことがあります。

「1,2,3,1,2,3,…」で足を動かす6ビートですが、この内1のタイミング、つまり手が伸びきった時にアクセントキックを放つと体を安定させたまま速度を上げられます。

「体力は持つし、すべてのキックを強くした方が早いのでは」と思う方もいらっしゃると思います。

しかしクロールでは、8割程度の推進力がプルから生まれるといわれています。

キックはもともと姿勢安定のためにあるので、強いキックで姿勢を崩してしまっては元も子もありません。

しかも、アクセントキックが行われるのはちょうどプルの推進力が0になるタイミングです。

つまり、水の抵抗がほぼ0の時に強いキックが打てます。

なので体力に余裕があっても、アクセントキックをする方が結果的に早くなるのです。

6ビートの練習で2ビート?

では、アクセントキックの練習をするにはどうすればいいのでしょうか。

その答えは、2ビートのクロールです。

アクセントキックを取り入れた6ビートでは、体のひねりは2回です。

つまり、ひねりの回数は変わらないのです。

まずは2ビートをゆっくり1掻き、或いは半掻きだけ泳いで、身体をひねってください。

まだ手のリカバリーは終わっていないと思いますが、その時に小さくキックを二回打ちながらリカバリーしてください。

実は、これがアクセントキックを取り入れた6ビートなのです。

最初はゆっくり、慣れてきたら速度を上げて練習してみましょう。

まとめ

○6ビートのキックはすべてを強く打つよりアクセントキックを取り入れる
○キックは推進力より姿勢安定を優先
○2ビートに弱いキックを加えてアクセントキック入り6ビートにする

いかがだったでしょうか。

いたずらに6ビートのキックを強めるよりも、メリハリをつけたアクセントキックが大切だ、とお判りいただけたかと思います。

6ビートは短距離のクロールで主に使われるので、スタミナ無視でキックを強めていた方もいるかもしれません。

是非1度、アクセントキックを試してみてくださいね。

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