クロールを初心者が学ぶ際に最も難しいのが息継ぎです。
鼻に水が入ってしまい、うまく泳ぎ続けられなくなり沈んでしまう、ということが良くあります。
場合によっては、そのまま水が怖くなってしまい泳がなくなる方もいます。
そういったことが無いよう、クロールの息継ぎのコツを正しい練習法で学びましょう。
まずは鼻ブクブク
顔を洗う時をイメージしてください。
水が入らない様に息を鼻から吐き出していますよね。
これが最初の息継ぎのコツです。
クロールの練習で、息継ぎの時に鼻から息を吐き出すことを意識してください。
それか、洗面器に水をためて鼻から息を吐き出しながら横を向くことを繰り返すだけでも練習になります。
人によってはこれだけで上手に息継ぎできることがあります。
息継ぎのフォームをチェック
次に大切なコツは、息継ぎの時のフォームです。
少々分かりにくいかもしれませんが、重要なのは2つ。
1つは顎を引くことです。
顔が前の方を向いてしまうと、進む先の水がそのまま鼻の中に入ってしまいます。
そうならない為に、顎をしっかり引いて息継ぎをしましょう。
もう1つは、水を掻いている途中に息継ぎをしないことです。
初心者の方は息が苦しくなってしまい、掻いている最中でもついつい息継ぎをしてしまいます。
しかし水を掻いている途中に息継ぎの為身体をひねると、波が起きてしまい鼻に水が入りやすくなってしまいます。
水の上に手が出てから息継ぎをするようにしましょう。
そしてこの2つは、1つの練習法でまとめて習得できるのです。
まず、床の上で横になってクロールの真似をしてみてください。
この時最初は顔を動かさないようにしてください。
そして普段息継ぎをしている方の腕が体より上になったら、首を横に向けてその手の指を見てください。
そうすると顎を引くことが出来、しかも水を掻いている途中で息継ぎをしない、というコツも同時にマスターできるのです。
勿論、息が出来たと思ったらすぐに顔を元に戻してくださいね。
後はこの動きを水の中で出来れば、息継ぎが出来るようになっているはずです。
まとめ
○息継ぎのコツは鼻からの息とフォーム
○鼻から息を吐き出す練習は洗面器で出来る
○横になって手を回し、自分の指を見る
初心者の方にとって、息継ぎは最初の壁とも言えます。
この壁さえ破れば、あとはその応用でどんな泳ぎでも息継ぎが出来るようになるのですから。
この記事の練習法で、初心者の皆さんが息継ぎできるようになれば幸いです。