水泳において、練習ではいつもベストのタイムが出るのに、いざ本番になった途端、思うようにタイムが上がらない…といった例は枚挙に暇がありません。
それでは一体なぜ、そのようになるのでしょうか?
ここでは、水泳でいくら練習しても本番に弱い人の、その最大の原因について解説していきます。
本番に弱い選手の最大の原因とは?
水泳において、練習では最高のパフォーマンスを上げることができるのに、いざ本番となると全く実力を発揮できない人にとって、おそらく次のようなことに心当たりがあるのではないでしょうか?
「本番になると緊張しやすい」「プレッシャーを感じる」
そんな自分に対して、メンタルが弱いとついつい自分を責めたくなってしまいませんか?
また「絶対勝たねば」という強迫観念から、必要以上に意気込んだりしていませんか?
もしもそう感じるならば、もっと違うところに目を向けてみましょう。
練習のときと試合本番のときの自分の状況を、振り返ってみましょう。
例えば、練習時のペース配分とは違うペースで試合に臨んでいませんか?
また、本番になって急にフォームを変えるようなことはありませんか?
そうだとしたら、それが「最大の原因」なのです。
普段、練習ではしないことを、試合本番になっていきなりしようとするために無理が出てしまい、実力を発揮できないまま終えてしまうからです。
本番に弱い選手がパフォーマンスを上げるためには?
水泳で本番に弱い選手にとって、その原因の一つとして、メンタル面も少なからず影響はあるかもしれません。
けれども、先に挙げた最大の原因を改善できれば、試合におけるパフォーマンスを上げる近道となります。
まずは、練習と本番の位置付けを再確認することです。
先にも述べた通り、本番で弱い人で一番ありがちなことは「日頃の練習でしないことを本番でしようとする」ことです。
練習では、覚えるべきことを体に染み込むまで辛く厳しく行い、練習で身につけたことを、試合でも同じようにできることが最も理想です。
そして練習の際は、できるだけ試合のときに近い環境下で行うことも重要です。
練習内容やその環境を一から見直し、本番でこそ自然体で臨めるような意識で練習に取り組み、決してブレることのない「自分自身の水泳」を確立できるようにしましょう。
まとめ
水泳でいくら練習しても、本番に弱い人のその最大の原因は「練習でしないことを本番でしようとする」ことです。
もしも試合においてパフォーマンスを上げたいのならば、試合に対する練習の意義を見直し、「自分自身の水泳」を確立するための練習に取り組むようにしましょう。