背泳ぎの泳ぎ方について初心者が覚えたい4つのポイント

背泳ぎは4泳法中で唯一、仰向けになって泳ぐ泳ぎ方です。

この特殊な泳ぎ方の為に、鼻に水が入ることが原因で背泳ぎがなかなか泳げない初心者の方も多くいます。

しかし4つのポイントを覚えておくだけで、背泳ぎは初心者でもちゃんと泳げるのです。

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腰は必ず真っ直ぐに!

まず大切なのは、背浮きをしっかり覚えることです。

背浮きとは、名前通り蹴伸びを仰向けにしたものです。

背泳ぎの基本姿勢なので、初心者の方はまずこれを練習しましょう。

この時に僅かでも腰が曲がっているとあっという間に沈んでしまいます。

そうならないようになるべく真っ直ぐ、しかし力まないように浮いてください。

2種類のキックを必ず水面下で

真っ直ぐ浮けたらキックなのですが、ここにも大切なポイントが2つあります。

まず、背泳ぎのキックは2種類あるということです。

初心者の皆さんも泳げるクロールでは、キックは全て前へ進むためのものです。

しかし背泳ぎでは、アップキックという足を上に上げるときのキックだけが前へ進む力を出します。

このアップキックは膝から下だけで軽く上に向かって蹴り上げるキックになります。

一方、下に蹴り下げる時のダウンキックというキックは浮力を生み出します。

ダウンキックは膝をまっすぐに伸ばして下向きに蹴るものです。

このダウンキックが上手くできないとすぐ沈んでしまうので、気をつけましょう。

もう一つは、太ももや膝を水面に出さないということです。

背泳ぎでは、元々泳ぎ方がやや不自然なことも相まって浮力がギリギリの状態です。

足が水面から上に出ると、浮力を一気に失って沈んでしまうのです。

ダウンキックは浮力を得るための物なのに、キックの為に浮力を失っては本末転倒です。

そうならないように、しっかり水面下に足を沈めておきましょう。

呼吸のタイミングは手が真上にある時と沈める時

最も大切なポイントとして、呼吸があります。

背泳ぎでは顔が水上に出ているため、一見何時息継ぎをいいように思えます。

ですが、しっかりタイミングを計って息継ぎをしないと身体がバランスを崩してしまうのです。

まず息を吐いたときは、身体が沈みます。

元々身体が沈んでいる時に息を吐くとそのまま沈んでしまうので、一番身体が上に上がっている時に息を吐きます。

背泳ぎでは、腕が真上に上がっているときが一番良いでしょう。

一方、息を吸う時は身体が浮き上がるので、身体が最も沈んでしまいやすい腕を水に入れる時に行うとバランスを崩しにくくなり、泳ぎやすくなります。

まとめ

○真っ直ぐ背浮き出来ることが背泳ぎの第一歩
○アップキックとダウンキックを水面下で使い分ける
○手を真上に伸ばしたら息を吐き、水に入れたら息を吸う

水泳初心者の方には、背泳ぎは最も嫌われやすい泳ぎ方です。

鼻に水が入るのが嫌だ、進みにくいわりに疲れてしまう、すぐ身体が沈んでしまうなど理由は様々です。

ですが、これら4つのポイントさえしっかり覚えていればこれらの問題を解消して泳ぐことが出来ます。

是非背泳ぎを泳げるようになって、あなたの泳ぎ方の幅を広げてみてください。

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