現代では、子供の約2割がスポーツを嫌いだという調査結果が出ています。
しかしそれでも、健康や身体づくりなどの面から子供には運動をしてもらいたいものです。
そして、それに最適なのが水泳なのです。
ですが、適切な教え方をしなければ水泳も嫌いになってしまいます。
子供が楽しく水に触れられるようになる教え方を学びましょう。
まずは水に慣れてもらう
水泳は、水に触れられなければ絶対にできないという特殊なスポーツです。
水に触れるのが好きな子なら良いのですが、水に恐怖心を抱いている子もいます。
なので、まずは子供に水に慣れる練習をしてもらいましょう。
お風呂などで小さい水鉄砲を使ったり、水を掛け合ったりして遊んであげて下さい。
そうすると、顔に水がかかることに対する練習になります。
少し慣れたようでしたら、次は潜り合いっこの勝負をしてみてください。
子供は負けず嫌いなので、自然と顔を水につけてくれます。
こうすれば、水泳の基本である水中に顔を入れることと鼻から息を出すという呼吸法を自然に覚えられます。
ここまで出来ればお子さんはもうプールに行っても大丈夫です。
水泳の教え方、それは思いきり遊んでから!
プールに来たからと言って、いきなり泳ぎを練習させてはいけません。
子供たちはプールに遊びに来たのです。
まずは一緒に思う存分遊んであげて下さい。
しばらく遊んでいると、どうしても泳いでいる人たちが目に入ってきます。
子供というのは新しく見るものに対して興味を覚えるものです。
きっと、自分も泳いでみたいと言ってくれることでしょう。
ここまで来た段階で水に潜ることは出来るはずなので、ビート板を使った教え方をします。
ビート板は大抵のプールで貸し出していますし、子供がやる気を出したなら買ってあげるのも良いでしょう。
子供の両腕をビート板に乗せて、足をバタバタしてもらいます。
顔をつけてバタ足出来れば速度はともかく前に進みます。
前に進めたことをたくさん褒めてあげて下さい。
子供の中に成功体験として残り、また泳ぎたいと思ってくれるようになります。
そうなればしめたもの、毎週末にでもプールに連れて行ってあげて一緒に泳ぐ練習をしましょう。
水泳スクールに通わせるのも良いのですが、やはり子供は親御さんと一緒の方が安心します。
水泳に慣れるまでは一緒に泳いであげた方が子供は水泳を好きになってくれます。
まとめ
○プールの前にお風呂の中で遊ぶ
○プールに来てからもまず遊ぶ
○ビート板に腕を乗せて泳ぐ練習から
スポーツは楽しくなければ続けることはできません。
それが子供であるならなおさらのことです。
ここに書いてあることが絶対、というわけではありません。
少しでも子供が水泳を楽しめる教え方で練習させてあげて下さいね。