水泳でクロールの2ビートキックが上達する、練習のキモとは?

水泳の指導を受けてきた方のほとんどが、クロールのキックを「ばた足」で教わってきたのではないでしょうか?

2回のストロークに対し、2回のキックを行う「2ビートキック」に関して、その泳ぎ方やメリットを、なかなか教わる機会は少ないかと思います。

ここでは、クロールの2ビートキックが上達するための、練習の「キモ」について説明します。

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水泳でのクロールにおける「2ビートキック」とそのメリットとは?

クロールのキックでは、2回のストロークに対して2回キックを行う場合は「2ビート」、4回では「4ビート」、6回では「6ビート」と呼ばれ、それらが主にクロールで泳がれています。

いわゆる「ばた足」で泳ぐのは、4ビート以上の泳ぎ方に相当し、通常の水泳の指導においては、4ビートで行われることがほとんどです。

ビート数が高ければ高いほど、高速で短距離を泳ぐのに適していますが、ここでは、2ビートキックに絞って説明していきます。

水泳でのクロールにおける、2ビートキックの特徴として、以下の点を挙げることができます。

・キック数が少ない分、より少ない運動量で泳ぐことができる

・4ビートや6ビートに比べて速度は遅いが、ゆったりと泳ぐことができるため、長距離を泳ぐのに適している

次に、2ビートキックの練習法とその「キモ」について、説明します。

2ビートキックの練習法とそのキモとは?

2ビートキックを習得するには、とにかく水泳の練習の中で実践していくことが重要です。

「ツイストキック」をマスターしよう

2ビートキックの習得のための、水泳での練習法としては、まずは手をつけずに「ツイストキック」の練習からはじめましょう。

ツイストキックは、水を蹴った足側に体をローリングさせながら、ゆっくりと大きく蹴ることがコツです。

キックの際、決してばた足のように膝から下のみをバタバタさせずに、足全体を使って、大きく足をしならせるようなイメージで行います。

蹴り足側へ左右に大きく体をローリングさせながら、進んでいきます。

体が横を向くぐらいにローリングさせ、なるべくその状態を長くキープできるようにしましょう。

キックのみの練習を行う際には、ローリングの感覚を身につけるため、ビート板を使わずに行いましょう。

ストロークとのタイミングを合わせよう

キックを行うタイミングは、一方の手での掻き出し、およびその反対の手の入水と同時に行います。

水を掻き出す手と同じ側の足で、キックを行いましょう。

ストロークとキックを行っている側の手足が下に向くようにしながら、左右にローリングして進むようにします。

4ビートキックで慣れている人にとっては、はじめは違和感を感じるかもしれませんが、ここは繰り返し練習して、慣れるようにしましょう。

まとめ

水泳でのクロールの練習において、2ビートキックが上達するためのキモとして、以下のことを覚えておきましょう。

・一方の手での掻き出しと、その反対の手の入水、そしてキックは同時に行うこと

・ストロークとキックを行いながら、それらを行っている側に体をローリングさせる

上達するためには、繰り返しの実践が大切です。

皆さんもぜひチャレンジしてみて下さい。

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