子供にとって水泳が得意になると、親としては子供に大きな期待を寄せたくなるものです。
しかし、親の過大な期待が、却って子供に大きなプレッシャーを与えてしまい、才能の芽を摘み取ってしまうこともあります。
ここでは、水泳をしている子供の才能を伸ばすための、4つのコツについて説明していきます。
4つのコツ前半・無理強いはしない
(1)焦らない
もしも、水泳をしている子供のいる親にとっては、周りの他の子供たちの実力や成績は、非常に気がかりなことでしょう。
つい自分の子供と比較して、もしも周りの子供たちと実力差の面で出遅れてしまった場合、つい焦って、自分の子供に対して厳しいことも言ってしまう場合もあるでしょう。
けれども、ここは焦る気持ちをグッと抑えて、子供のペースに任せて、勝ち負けにこだわらず、水泳を楽しむスタンスで接する必要があります。
(2)過剰なプレッシャーも禁物
子供の水泳での試合成績が芳しくない状態が続くと、親としては「何でもっと頑張らないの!?」とか「真剣さが足りないんじゃないの?」などと、ついつい言いがちです。
こうした言葉は、子供たちにとって過剰なプレッシャーとなり、水泳を続けることが苦痛となりかねません。
そして、試合をするのは親ではなく子供自身です。
どんなに成績が悪かろうとも、一歩ずつ、日々の進歩を褒めてあげましょう。
4つのコツ後半・継続して成長できる喜びを
(3)親子で前向きな対話を
子供にとって、水泳に対するモチベーションを持続させるためには、立ちはだかる様々な壁を克服して、成長を遂げる実感を持たせることも大切です。
そこで、人生の先輩として、親のアドバイスも効果をもたらすことがあります。
水泳に限らず、親自身が昔、何かに取り組んで壁にぶち当たったときに「このようにして克服した」「こう考えたら気持ちが楽になった」というようなエピソードを持っているならば、それを語ってあげましょう。
子供が水泳で何かつまずいたときの、ヒントとなるかもしれません。
(4)継続は力なり
オリンピックに出場できる水泳選手も、必ずしもはじめから実力があるとはかぎりません。
もちろん、小学生のころから全国大会に出場できるレベルの選手もいれば、中学・高校になってメキメキと実力をつけてくる選手もいます。
子供たち一人ひとり、いつ才能の芽が開花するかは分かりません。
水泳をしている子供が、才能を伸ばすためには「とにかく継続させて経験を積む」ことが重要となります。
子供が「別の道に進みたい」というのであれば、水泳を続けさせるかどうかは検討の余地はあるかもしれません。
しかし「練習がかったるい」「もっとゲームをしたい」などの消極的な理由ならば、ときには厳しい態度で臨むのもやむを得ないでしょう。
まとめ
水泳をしている子供の才能を伸ばすためには、以下の4つのコツをもって、子供に接するとよいでしょう。
(1)焦らない
(2)過剰なプレッシャーも禁物
(3)親子で前向きな対話を
(4)継続は力なり
これらを念頭に置いて、子供の水泳における才能を、ぜひ伸ばしてあげて下さい。