水泳の前には、ウォーミングアップがとても大切です。
ケガを防いでくれることはもちろんですし、泳いでいる最中に万が一足が攣りでもすれば命の危険すらあり得ます。
また、水泳では酸素取入れの準備や柔軟性の向上といった効果も期待できます。
では、正しいウォーミングアップとはどのようなものでしょうか。
すぐに心拍数を上げない、しかし身体を冷やさない
まず、ウォーミングアップでしてはいけないことから見ていきましょう。
まず、当然ですが心拍数をすぐに上げてはいけません。
心拍数をすぐに上げるようなウォーミングアップは、つまり激しい運動です。
激しい運動をする前の準備がウォーミングアップなので、これでは本末転倒です。
もう一つしてはいけないのが、身体を冷やすことです。
ウォーミングアップでは、身体を温めることで血流を良くし、酸素を大量に体内に巡らせられるようにすることも目的とされています。
身体を冷やしてしまえば却って血流が悪くなり、それとは真逆の効果になってしまいます。
特に水泳では、プール内でのウォーミングアップが多いため気化熱で体温を奪われやすいです。
サウナがあればサウナを利用する、タオルでしっかり身体を拭く、などの対策を行ってください。
実は歩くことがウォーミングアップに最適!
では、上記のような問題点を防ぐ正しい水泳のウォーミングアップとはどのようなものでしょうか。
実は、泳がないウォーミングアップが最も適しているのです。
まず、余程激しい運動でない限り心拍数が急激に上昇しない、という点が挙げられます。
それだけの激しい運動は、自分自身でもウォーミングアップには厳しいということが分かるので、やりすぎてしまう心配がありません。
続いて、体温の下落が泳ぐよりはるかに低いことが挙げられます。
当然プールで身体を濡らさないので、体温を奪われにくいのです。
最後に、プールで行う必要がないことがあります。
幾らでもプールで泳げるならば良いのですが、皆さんには生活があります。
必然として、プールにいられる時間も限られてしまいます。
しかし陸上で行えるウォーミングアップの一部はプールでなくともできるので、プールへ向かいながらウォーミングアップということが出来ます。
そしてこれらの利点をすべて併せ持った最高のウォーミングアップが、実は歩く事なのです。
といっても、ただ歩くだけでは少々運動量が足りません。
最初は普通に歩き、徐々に早歩きに切り替えるなどすると効果的です。
普通に歩いてプールに着く10分程前から早歩きに切り替え始めると丁度良く心拍数が上がります。
そして、プールに着き水着になったらストレッチをします。
たかがストレッチとお思いかもしれませんが、歩きと組み合わせるには最適です。
まず、歩きには筋肉を柔軟にする動きが足りません。
加えて着替える最中に少々身体が冷えてしまう危険もあります。
ストレッチは冷えかけた身体に再び熱を持たせるのに最適な運動量で、なおかつ筋肉の柔軟性を増してくれます。
これら2つを組み合わせることが、最も効果的なウォーミングアップなのです。
まとめ
○急激に心拍数を上げたり身体を冷やしてはいけない
○陸上で行うウォーミングアップが水泳には最適
○歩き、早歩きに切り替え、最後にストレッチ
水泳のウォーミングアップを水中で行わない、ということは奇妙に感じられるでしょう。
ですが、これを実践してみれば今までよりも身体が上手く動くことに気が付くはずです。
皆さんも是非、陸上ウォーミングアップを試してみてください。