平泳ぎのキックで意識する3つのポイント

平泳ぎのキックでは、独特の動作を要求されます。

特に初心者の方にありがちなことですが、膝を曲げては伸ばすだけのドルフィンキック「もどき」になっている場合もあります。

ですが3つのポイントを意識するだけで、あっという間に平泳ぎのキックは完成します。

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足を曲げすぎず引き付けすぎない

キックの際に少しでも多く水を蹴ろうとして足をお尻の辺りまで引き付ける方が時折見られます。

ですがこれでは、腰を大きく反る、または足が水の上に出ることになるのです。

腰を大きく反るとその分だけ下半身が沈んでしまい水の抵抗を受けますし、足が水の上に出ても波を作って抵抗になってしまいます。

また同様に、太ももを引き付けすぎることも良くありません。

太ももを引き付けすぎると進行方向に垂直になり、やはり水の抵抗を受けてしまいます。

太ももは30度ほど曲げて、膝の角度を90度に意識すると腰が下がり過ぎずちょうど良い姿勢になります。

またこの時、必ず太ももと膝は同時に曲げることも意識しましょう。

そうすることで受ける抵抗の合計を減らすことが出来ます。

股関節をしっかり開く

次に意識するべきポイントは、足を引き付けた時に股関節をしっかり開くことです。

平泳ぎのキックは、実は他のキックと違い足の甲で水を蹴るわけではありません。

足の内側を使って、足と足の間の水を後ろに押し出すのです。

当然、沢山の水を押し出すためには股関節をしっかり開く必要があります。

かといって、開きすぎるとやはり水の抵抗を大きく受けてしまうため、肩幅程度の位置に膝が来るのがベストです。

その状態から足を伸ばせば、十分すぎる量の水を押し出すことが出来ます。

またこの時、足首を外側に向けておくと水をより多く押し出せて良いでしょう。

次のキックのための引き付けのタイミングを計る

最後に意識するべきポイントは、キックから次のキックへ移る際のタイミングの計り方です。

その為に大切なのは、キックの引き付けを掻いた手を前に戻すのと同じタイミングで行うことです。

足を引き付ける時はどうしても水の抵抗を受けるので、同じく抵抗を受ける時にまとめて行うと受ける抵抗の合計を減らせます。

ですが、キックからこの動きまでの時間があまりに早すぎると却って減速してしまいます。

キックからこの動きまでが短い、ということは腕を掻くタイミングが早すぎるということですが、腕の掻き始めが早すぎると折角キックで得た速度がなくなってしまいます。

キックしてからしばらく伸び続けることを意識しましょう。

かといってあまり伸びすぎていても遅くなってしまうので、個人でどれだけ伸びれば良いかの時間を探ってみてください。

まとめ

○足を引き付けるときは太もも30度、膝90度
○膝が肩幅になる位置に開く
○キックしてからしばらく伸びる

平泳ぎのキックは、推進力の殆どを生み出す大切なものです。

しかkりとこれらのポイントを意識して、より平泳ぎのタイムを縮められるように練習しましょう。

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